ツムラは漢方生薬・製剤の自社品質評価基準を高める。残留農薬の検査は既に国の安全基準を上回るまでに高めており、年内にも生薬の遺伝子鑑定を完了。製剤の3次元成分パターン解析も加速するなど科学的解明を続ける。結果として医薬品に必要な安全性と均一性を立証し、コアに定める医療用漢方事業の基盤強化と国際化に役立てる。
薬価に収載されている漢方製剤は現在129処方(うち軟こう1処方)。原料として118生薬が使われる。ただ、生薬は採取地の気候・風土により含有成分に微妙な違いが生じるため、生薬の成分や品質を一定に保つことが医薬品原料としての必須条件となっている。
また生薬の約8割が中国からの輸入品のため、残留農薬や重金属に対する検査も欠かせない。