第一生命が600億円増資 三井生命も1000億円計画 財務基盤強化
生命保険会社が資本増強に相次いで動いている。第一生命保険は11日、600億円の基金(株式会社の資本金に相当)の追加募集を実施したと発表した。三井生命保険も同日までに最大で約1000億円規模の第三者割当増資を実施する方針を固めた。
第一生命の基金の追加は公募形式で実施。発行した基金を担保に特定社債を市場で売却する。これにより基金の総額は4200億円となり、内部留保と合わせた自己資本は1兆7000億円弱に達し、2007年末までに予定している総額2兆円の自己資本達成を射程に入れる。
一方、三井生命は普通株を発行し、大和証券グループが350億~400億円、野村グループが250億円をそれぞれ引き受けることで調整中。住友生命保険や三井住友海上火災保険、住友信託銀行に対しても50億円~100億円規模で引き受けを要請する。早ければ月内の取締役会で正式に決め、9月に実施する。三井生命の増資は07年度末までに目指す株式上場に向け、財務基盤を強化するのが狙い。