出店計画縮小、採算悪化で閉店も
日本の大手コンビニが中国進出で苦戦している。2008年の北京五輪や10年の上海万博をにらみ、店舗網の一挙拡大を狙ったが、不動産賃料の高騰などで出店数は目標に届かず、計画を下方修正するコンビニも出ており、中国での店舗展開の難しさが浮き彫りになっている。
上海に出店しているファミリーマートは06年2月末101店で、目標の125店に達しなかった。07年2月末の計画も当初の300店から121店へと下方修正を余儀なくされた。上海に300近い店舗を持つローソンも05年、100店の純増を計画したが、実際には73店。06年はさらに少ない30店程度にとどまりそうだ。
セブン-イレブン・ジャパンは、北京で五輪開催までに350店体制を築くのが目標。ただ、06年2月末の店舗数は33。同社は「今年中にフランチャイズチェーン化して出店を加速する」と説明する。
好立地物件の確保では地元企業との競争が激しい。また「苦労して店を開いても、不動産賃料の高騰で採算が合わなくなり、閉店せざるを得なくなるケースも多い」(大手コンビニ)という。「今は我慢の時期」(別の大手コンビニ)ととらえ、各社は中国人の好みに合わせた商品開発や物流などのインフラ整備、現地での人材育成など地歩固めを急いでいる。