オムロンは微小電気機械システム(MEMS)技術を用いた世界最小クラスの高周波(RF)スイッチを開発した。MEMSに不可欠な高精度の3次元加工を実現するため、シリコンのエッチング装置を内製化し、加工精度を1%以下に向上させた。またスイッチの接点の信頼性を示す開閉回数で10億回以上を確認した。量産技術も確立済みで、07年中に世界初となるMEMS技術利用のRFスイッチを実用化したい考えだ。
開発したRFスイッチのチップサイズは、縦2・3ミリ×横1・9ミリ×高さ0・9ミリメートル。パッケージサイズは縦横とも2・7ミリメートル、高さ1・3ミリメートル。近くICテスターの用途でサンプル出荷する。価格は数千円程度に設定すると見られる。数年後はマルチバンド化が進む携帯電話向けに展開する。
接点金属膜や電極絶縁膜といった膜厚制御などの加工精度は1%以下と、従来技術に比べて3倍以上に高めた。