銀行・保険業界 目論見書・約款をわかりやすく

銀行・保険業界で、わかりやすい目論見書(説明書)や保険証券・約款などを作成する動きが相次いでいる。これまでは最後まで読まないと契約内容がわからなかったり、文字が小さく読みづらかったりするケースが多かった。わかりやすくすることで、商品の透明性や企業の信頼性を高め販売拡大を狙う。顧客の立場にたった取り組みの一環で、今後金融界全体への浸透が期待される。
 りそな銀行、埼玉りそな銀行は、ドイツ銀行グループの資産運用会社ドイチェ・アセット・マネジメントと共同で、フルカラーの投資信託の目論見書を今春作成した。
 日本人になじみのある縦書きを初めて採用し、写真や図表、イラストをふんだんに取り入れた。目論見書はB5版が主流だが、それより大きめのA4版サイズを採用し、市販のマネー雑誌の体裁に近づけた。
 投信の目論見書は、文字や表だけで構成されるものがほとんど。無味乾燥で読んでみる気が起きないとの指摘も多い。
 持ち株会社のりそなホールディングスの南川久商品企画部グループリーダーは「今の目論見書のままでは“読まないリスク”によって顧客が思わぬ損失を被る可能性がある。また、読まれない目論見書を出すのは投信を販売する側として無責任」と狙いを語る。
 日本興亜損害保険は傷害総合保険で、保険契約者に交付する保険証券と、保険契約の内容を定めた保険約款などを2005年12月から抜本的に改めた。
 保険証券は契約条件の用語と保険金額などの数字で構成され、どんなケースで保険金が支払われるかがわかりにくい。日本興亜は文章で表示することでこうしたわかりにくさを解消。損保業界初の取り組みとしてビジネスモデル特許を申請した。
 また、保険約款は特約で内容が変更されるが、変更される前の約款もそのまま残っている。このため、最後まで読まないと最終的な契約内容がわからないという。
 日本興亜では、契約内容に応じて約款が変わるオーダーメード式に改めた。この結果、約款のページ数も大幅に削減できたという。

中国人民銀行が貸出および預金基準金利を引き上げ

株式投資ニュース

すかいらーくの横川竟が輸入解禁となった米国産牛肉の使用を語る

Track Back URL: