カネボウフーズがガム新製品2種 「体から香り」強化 重さ5倍で噛み応え
カネボウフーズ(東京都港区)がユニークなガムを相次ぎ売り出す。食べると体から香り成分が発散する女性向けフレグランスガムと、1粒が通常サイズの5倍規模の分量となる大粒ガムの新製品で、それぞれ9月4日と今月28日に発売する。
フレグランスガム「ふわりんか ガム」は、05年8月に発売した第1弾製品に新成分を加えてリニューアルした。
香り成分を多く含み、徐々に香りを放出する新しいカプセル化技術を採用。フレッシュシトラス風味は、カプセル香料の「シトラスカプセル」を配合した。フルーティローズ風味は、バラの花びらから抽出した「バラの花びらエキス」を加えた。これらの新成分の配合で、香り発散の機能をさらに高めた。
第1弾製品は、口に入れて約30分後から、体から香りが発散するという機能が消費者から受け入れられ、年間販売が目標の4億円に対し、3倍となる12億円を達成した。
フレグランスキャンディの「ふわりんか ソフトキャンディ」も同時発売。希望小売価格はいずれも126円。年間12億円の販売を見込む。
カネボウフーズは、今年7月に同タイプの男性向けガム「オトコ香る。」を発売しており、香り発散製品のラインアップを充実させている。
同社の研究によると、香気成分配合食品を摂取すると、口腔(こうこう)内や腸管から香気成分が吸収され、その後、皮膚の汗腺から、汗とともに香り成分が発散されていくというのが香気放出メカニズムという。食べて、約30分後から香り成分が体から発散し始め、1~2時間後が最大発散となる。
一方、大粒ガム「XXXLガム(エクストラージガム)」は、1粒の重さが約7・5グラムと通常の粒ガムの約5倍、板ガム1枚と比べても約2・5枚分に相当。ほおばる食感、噛み込む食感を楽しめる。6粒入りで希望小売価格は105円。
新しい菓子類に関心の高い男子小中学生に売り込む。年間3億円の販売を計画している。
近年、ガム市場は、虫歯の原因菌の活動を抑える甘味料であるキシリトールを中心とした機能性タイプ、小型容器に粒ガムを詰めたボトルガムなど、多様性に富んだ商品が発売されている。
カネボウフーズは、旧カネボウから日用品、薬品、食品の3事業を引き継いだ持ち株会社であるカネボウ・トリニティ・ホールディングス(東京都港区)傘下の食品メーカー。ユニークなガムを商品ラインアップに加えて売り上げを伸ばしている。