明治安田生命保険は9月から、契約者の代表として経営をチェックする総代の立候補受け付けを始める。
総代選出の透明性を高め、総代会での議論を活性化することが狙いだ。保険金不払いなどで昨年に2度の行政処分を受けた反省から、企業統治(ガバナンス)強化を目指し、業界初の制度を導入した。
総代は通常、会社が設置した選考委員会が取引先企業などの関係者から選ばれることが多いため、「お手盛り」で経営へのチェックが機能していないとの指摘がある。他の生保は静観の構えだが、生保業界で不祥事が相次いでいるだけに注目を集めている。
明治安田生命は、現在200人の総代定数を222人に増員し、増員分を立候補で選ぶ。立候補が多ければ抽選で決めるが、枠は22人と“狭き門”で、どこまで実効性が上がるか不透明だ。立候補は9月1日から20日まで全国の支社などで受け付ける。「契約から2年以上」など一定の条件を満たせば、原則として誰でも立候補できる。任期は2007年1月から3年間。