大日本住友製薬が米ファイザーと和解、アムロジンのライセンス問題で
高血圧症・狭心症治療薬アムロジン(一般名:ベシル酸アムロジピン)のライセンスを保有する米ファイザー社が、大日本住友製薬と住友化学を相手取り、同製品の製造・販売の中止を求めていた訴訟で、大日本住友製薬と住友化学は21日、ファイザー社と和解が成立したと発表した。この結果、大日本住友製薬はこれまで通り、アムロジンの製造・販売を継続していく。
大日本住友製薬と住友化学によると、旧住友製薬はファイザー社からライセンス契約を受けてアムロジンを製造・販売していたが、ファイザー社は、旧住友製薬が旧大日本製薬と合併したことからライセンス契約は消滅したと主張。ファイザー社は2005年11月、大日本住友製薬と住友化学を相手取り、特許侵害による損害賠償や同製品の製造・販売の中止を求める訴訟を東京地裁に提起していた。
和解では、ファイザー社と大日本住友製薬は、アムロジンに関して、旧住友製薬が保有していたライセンスと同じ契約を締結するほか、和解金など金銭の授受も行わない。
大日本住友製薬の広報担当者によると、アムロジンの売上高は568億円(2006年3月期)で、同社の販売品目では最大の売り上げとなっている。