WSJ-スプリント、ラウアーCOO退任を発表

米通信大手スプリント・ネクステル(NYSE:S)は21日、レン・ラウアー最高執行責任者(COO)が直ちに同社を去ると発表した。

同社の戦略的危機が株価下落を招き、5月に比べ30%以上下落しているこの時期での退任となった。21日終値は、前週末比0.20ドル(1.22%)安の16.21ドルと、終値ベースで52週安値を更新した。同高値は26.89ドル。

携帯電話サービスで米3位の同社は、幾つかの戦略的な困難に直面し、再び地歩を固めようとしているものの苦戦している。3日に発表した4-6月期決算は38%減益とさえない内容で、新規契約者数の純増は、業界上位2社のシンギュラー・ワイヤレス、ベライゾン・ワイヤレスを下回っている。

さらに8日には、2年以内に最大30億ドルを投じ、長距離伝送が可能な「WiMAX(ワイマックス)」規格を採用して無線インターネット通信網を構築すると発表した。これもウォール街ではあまり歓迎されなかった。

同社はラウアー氏の退任について、「リストラの結果」としたほかはコメントを避けた。同氏のコメントを取り次ぐことも拒否した。

同氏の職務は、ゲーリー・フォーシー最高経営責任者(CEO)が引き継ぐ。フォーシー氏は声明で「ラウアー氏は8年にわたりスプリント経営チームの重要な役割を果たした。強力なリーダーシップを発揮し助言を与えてくれた。同氏に感謝するとともに、幸運を祈る」とした。

レイモンド・ジェームズのアナリスト、リック・プレンティス氏は「最近の業績が振るわないため、同社に変化を求める圧力が高まり、これに対応した動きのように見受けられる。一部の株主は経営陣の交代を望んでおり、誰かを切らなければならなかった」との見方を示した。

同氏はラウアー氏を「実践的な能力の高い幹部」と評価している。株主が、同社の変化が不十分で業績の改善がみられないと判断した場合、その怒りの矛先がフォーシー氏にも向けられるのかは不透明だ。

エクセディ(清水春生)がタイにASEAN統括拠点を設置

株式投資ニュース

シルバーレイク・パートナーズがインスティネットを売却か新規株式公開へ

Track Back URL: