神鋼鋼線、ステンレス線材を抗菌メッキし伸線加工する技術を実用化
神鋼鋼線工業は子会社の神鋼鋼線ステンレス(大阪府泉佐野市)と、ステンレス線材に神戸製鋼所の特殊ニッケル合金による抗菌メッキ「KENIFINE(ケニファイン)」を連続処理し、伸線する技術を実用化した。連続メッキラインで一定の条件により線材をケニファイン処理すると減面率80―90%の強伸線加工をしても被膜がはく離せず、確実に抗菌効果を発揮するという。バネ材、金網材として近くサンプル出荷を始める。
ケニファインは、神鋼鋼線工業の親会社である神戸製鋼が01年に実用化した特殊ニッケル合金による抗菌メッキ技術。ニッケルに有害性の低い非金属元素と還元性元素を加え、大気中で吸着した水膜に大量の抗菌性イオンを溶出させて滅菌する。
厨房設備、食品機械、医療機器のほか、ドアハンドルなどの建築金具、淡水系養魚場で受精卵のふ化率を低下させるミズカビを抑制するために使われた実績がある。