大成ハイテック、カーエアコン用ピストンに樹脂摺動材を一体成形
大成ハイテック日本支社(東京都千代田区、高橋重雄支社長)は、自動車のエアコン用ピストンにフッ素系樹脂の摺動(しゅうどう)材を一体成形する技術を開発した。射出成形の後処理工程が省略できる。加工後の製品を国内代理店を通じてエアコン、コンプレッサー製造会社に供給する。初年度30億円、3年後100億円の売り上げを目指す。
金型に固定したピストンの端面中央に設けた注入口から樹脂を注入。通路を90度方向転換させ、外側に向けて流す。外側にある溝を樹脂で満たし、外周摺動部として成形する。従来の射出成形で必要だったゲート(湯口)やバリ、金型の合わせ目であるパーティングラインなどの後処理工程が省ける。
同技術はショックアブソーバーなどにも応用可能。摺動材はフッ素樹脂とポリフェニレンサルファイド(PPS)を配合したポリマーアロイ。一つの金型から8個まで取り出せる。