企業が使用するサーバー・コンピューター・システム向け機器の市場で、サン・マイクロシステムズ(Nasdaq:SUNW)が4-6月期にかなりのシェアを奪い返したことが、調査会社IDCのデータから明らかになった。
IDCのデータは、サーバー販売でデル(Nasdaq:DELL)の苦戦が続いていることも示した。また、サーバー向けプロセッサーでは、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(NYSE:AMD)が引き続きインテル(Nasdaq:INTC)のシェアを奪っていることが分かった。
サーバーの売り上げはここ数四半期、減速傾向にあるが、一部の種類については、企業による安定したペースでの購入が続いている。IDCによると、業界全体のサーバーの4-6月期売上高は前年同期比0.6%増の122億8000万ドルだった。
サンはインターネットブームが去ってから苦戦が続いていた。同社は最近、「SPARC」プロセッサーを搭載する主流サーバーを新しいモデルにアップグレードする一方、「x86」と呼ばれる技術に基づくAMD製プロセッサーも使っている。
IDCによると、サンの4-6月期のサーバー売り上げは前年同期比15.5%増の15億8000万ドル。市場シェアは12.9%と、1-3月期の10.8%から上昇した。また、「UNIX」ベースのサーバー市場では1位に返り咲いた。
IDCのアナリスト、マット・イーストウッド氏は「(サンは)1年前はUNIXでは3位だった」と指摘した。
サーバー全体では、サンは3位だった。1位は31%のIBM(NYSE:IBM)。売り上げが前年同期比2.2%減少したにもかかわらず、首位を維持した。2位は27.8%のヒューレット・パッカード(HP)(NYSE:HPQ)。同社の売り上げは同1.7%減少した。
デルは3位から4位に後退した。売り上げは同1.3%減の12億7000万ドルだった。
「x86」サーバーでHPに次ぐ2位のデルは、この分野でシェアが低下した。イーストウッド氏によると、HP、IBM、サンとは異なり、デルはまだAMD製の「オプテロン」を搭載したサーバーを販売していないことが問題の1つという。ただデルはAMD製プロセッサーを搭載した機器を販売する計画は発表している。イーストウッド氏によると、デルでは値引きによる効果もみられていないもようという。
「x86」サーバーの売り上げのうち、AMDのオプテロンは4-6月期に20.2%を占めた。1-3月期は17.1%、昨年4-6月期は9.5%だった。