奥村組は22日、業務を継続しながら免震化する「免震レトロフィット」の工事を東京都港区の自社ビルで始めたと発表した。1階柱部に免震装置を組み込むことで、地下3階の下に装置を組み込む基礎免震に比べコストを40%低減できる。騒音や振動を抑える工法を採用することで工期も約15%短縮することが可能。07年5月の完成を予定している。
奥村組東京本社ビルは地上9階、地下3階建て、延べ床面積1万平方メートルで、東京本社と東京支社の社員ら500人が勤務する。工事を行いながら勤務できる“居ながら施工”により、騒音・振動発生工事を休日にしかできなかった場合に比べて工期を短くできる。
免震レトロフィットは1階フロア部分の柱頭に高減衰積層ゴム22基、オイルダンパー4基を挿入。工事手順としては、柱頭を補強した後で仮受け支柱を設置し、柱を切断した場所に免震装置を設置して仮受け支柱を撤去する。