タノック、化合物半導体を利用した高効率な面状発熱体を開発

タノック(東京都港区、瀬岡武司社長)は、化合物半導体を利用した高効率な面状発熱体を開発した。同じ温度を維持するのに必要な電力が、ニクロム線タイプの発熱体の10%、普及型のカーボン系発熱体の約50%で済むため、発熱機構の大幅な省エネを実現するという。遠赤外線放射率の理論値も93%と高い。新会社を設立し、10月からサンプル出荷する。住宅、農業、家電分野など幅広い業界に向けて事業展開する。

 開発したのは正の温度係数(PTC)の発熱体。主要材料に独自開発のカーボン系化合物半導体を使用。有機物などと混練して原料を製造。これを繊維状や編み目状の木綿などに含浸させ、面状発熱体を構成する。消費電力は岡山県工業技術センターで、遠赤外線放射率は神奈川県産業技術センターで測定した。

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