WSJ-ライト・エード、「エッカード」と「ブルックス」買収で合意
米ドラッグストア大手のライト・エード(NYSE:RAD)は24日、カナダのジャン・クテュ・グループ(PJC.A.T)からドラッグストアチェーンの「エッカード」と「ブルックス」を現金および株式交換で合わせて約34億ドルで買収することで合意したと確認した。ライト・エードは東海岸での地歩を大幅に拡充することになる。
ジャン・クテュは、わずか2年前に米JCペニー(NYSE:JCP)から米国の「エッカード」の約1550店舗を約24億ドルで買収したばかり。だが、この買収のため25億5000万ドルを借り入れたことで資金不足に陥り、店舗改装や顧客サービスの向上ができなくなった、とアナリストらは指摘する。また、「ブルックス」との統合もうまく行かず、競争の激しいドラッグストア市場で「エッカード」のシェアは縮小した。
ライト・エードは現在、約3300のドラッグストアを展開している。買収が実現すれば、店舗数を約1800拡大でき、業界最大手ウォルグリーン(NYSE:WAG)、同2位のCVS(NYSE:CVS)との競争を有利に進めることができる。また、東海岸での強みをさらに増すことができる見込み。
ケベックに本拠を置くジャン・クテュは、カナダで展開する327店は売却せず、自社での運営を続ける。
ライト・エードの24日終値は、前日比0.32ドル(6.84%)安の4.36ドル。業績不振のチェーンを高値で買収することになるとの見方や、資産の統合に問題が生じる恐れもあるとの警戒感から売られた。
ライト・エードは14億5000万ドルを現金で支払い、残りは株式交換の形を取る予定。買収完了後、ジャン・クテュはライト・エードの株式を約32%保有することになる。米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、ジャン・クテュはライト・エードの取締役会に一定数の取締役を送り込む権利も持つ。