昭和電工は24日、東海貿易、中国のレアアース(希土類)原料メーカー2社と共同で中国江西省に磁石合金製造の合弁会社を設立し、工場の建設を始めたと発表した。需要が急増している自動車向け高性能ネオジム磁石の原料となる希土類のディスプロシウム、テルビウムを安定調達するのが狙い。中国の磁石合金製造拠点は2拠点目。投資額は17億円。07年7月に完成し、年産能力は2000トン。08年度に売上高40億―50億円を見込む。
新会社は、資本金9億円で昭和電工が80%、東海貿易が10%、残りを中国メーカー2社が5%ずつ出資する。
董事長は橋本忠浩昭和電工上級技監が兼務し、総経理には河村伸彦昭和電工電子材料事業部製造部長が就任する予定。
現地で生産した磁石合金は日本の磁石メーカーなどに輸出する。
ディスプロシウムやテルビウムは江西省など中国南部だけに偏在する。