浜松ホトニクスは24日、近赤外光を検出し、気象計測などに応用できる電子冷却型近赤外光電子増倍管モジュール「H10330」シリーズを10月2日に発売すると発表した。真空断熱技術により、本体体積を従来比3分の1に小型化。飛行機に搭載したレーザーレーダーによる気象計測などが可能となる。価格は250万円。国内外で初年度100台、3年後に200台の販売を見込む。
シリーズは3タイプあり、感度波長範囲は950ナノメートル(ナノは10億分の1)から1・7マイクロメートル。近赤外光は人間の目に対する安全性が高いが、微弱のため、高感度で応答性の良い検出器が必要。従来は光電子増倍管を冷却してノイズを低減するため、断熱用に真空ポンプを使っていた。これに対し新製品は、装置内部を真空封止切り構造とすることで小型化した。