戸田建設と西松建設は24日、トンネル掘削後に内側を覆う「繊維補強覆工コンクリート」を共同開発したと発表した。ポリプロピレン短繊維を混入したコンクリートで剥落(はくらく)を防ぐもので、短繊維の断面を十字形状にしたり、繊維表面をエンボス(凸凹)加工したりしてコンクリートの付着強度を高めた。従来の短繊維に比べて5―10%低価格。全体の工事費低減にも貢献できる。道路・鉄道トンネルだけでなく、橋梁や建築構造物への適用も視野に技術提案や営業活動を進める。
新たに開発したポリプロピレン短繊維は長さ4センチメートル、直径0・7ミリメートル。繊維に油剤を付着させるなど製造上の工夫により、コンクリートへの混入時に繊維が分散しやすく施工性を高めた。