豪政府、テルストラ株80億豪ドル相当の放出を発表

オーストラリア政府は25日、保有する通信会社テルストラ株のうち、80億豪ドル(60億米ドル)相当を10月と11月に個人および機関投資家向けに放出すると発表した。
 政府は、テルストラの発行済み株式総数のうち51.8%を保有しており、当初全株の放出を予定していたが、テルストラの事業で利益率の高い固定通信部門の利益が急減したり、固定通信網接続料金をめぐる対立を嫌気してテルストラ株が過去1年で26%も下げたことを受けて変更された。
 今回放出する80億豪ドル分は、現在の市場価格にして約36%。アナリストによると、下方修正された市場予想とほぼ一致する規模という。
 残りの保有株は、公共部門の年金基金の積み立て不足を補てんする基金に預託され、2年間後に放出される予定という。
 政府は、想定放出価格や1999年の第2次放出で購入した既存株主に特別な取り計らいをするかどうかは明らかにしていない。
 もし今回、政府保有株がすべて放出されていたら、1987年のNTT株放出(約370億ドル)以来、世界最大規模となるはずだった。

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