足利銀の「受け皿」 年度内に選定

金融庁は25日、平成15年に破綻(はたん)し、一時国有化されている足利銀行(本店・宇都宮市)の売却先となる「受け皿」金融機関を来年3月末までに決める方針を固めた。2期連続の最終黒字で、再建計画が達成できる見通しとなったためで同庁は選定作業を9月上旬にも開始する考え。譲渡を申し出た金融機関や投資グループの条件を比較できるように、入札方式で受け皿を選ぶ。
 選定作業は、(1)金融機関としての持続可能性(2)地域の金融仲介機能(3)国民負担の極小化-の3基準に照らして進める。地元の意向も最大限尊重する方針で、最終的に国が保有する足利銀株式を受け皿に売却する。
 受け皿について、金融庁は複数の銀行や投資会社がつくる「連合体」への譲渡を有力なケースとして想定。譲渡先を選ぶための第三者機関を設け、受け皿候補が名乗りを上げるのを待つ方針だ。
 現在、関東の地銀グループなど複数の金融機関が関心を示しているが、金融庁は、買収額や譲渡後の経営戦略などを見極め、来年春から夏にかけて譲渡先を決める。
 足利銀の平成18年3月期決算(単体)の最終利益は、前期比31・5%増の約1600億円と過去最高を記録。「足利銀は魅力ある投資対象になりつつある」(預保機構幹部)とみている。

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