戸田建設は、建設工事で発生する伐採材、伐根、竹などを粉砕した未分解の木質チップを利用した法面(のりめん)緑化工法「グリーンウッドソイル緑化工法」を開発した。茨城県つくば市にある技術研究所敷地内で長期試験を進めており、今後、国や地方自治体、民間などが実施する法面緑化工事での採用を提案していく。
グリーンウッドソイル緑化工法は、チップに保水能力と保肥能力の高い材料や、チップ自体の発酵を穏やかにする材料を使用することで、未分解木質チップの欠点とされていた植物の発芽阻害、生育障害を克服。法面に使用しても、植物が育つよう調整した。
産業廃棄物として処理されてきた伐採材、伐根、竹などを法面緑化基盤材として有効利用するため、廃棄物の減量を図れる。同時に、粉砕後の未分解木質チップをそのまま使うため、数カ月間発酵させた木質チップを使う従来工法に比べて経済的で、短期施工が可能になるという。
同社は環境性能や経済性を武器に、提案活動を積極化し、同工法を法面緑化技術の有力な手法として定着させたい考えだ。