世界初のポケット電卓開発(72年発売)などで著名な英国の発明家、クライブ・シンクレア氏が重さ5.7キロと世界最軽量の折りたたみ式自転車「Aバイク」を開発した。地下鉄やバスが狙われた昨年7月の英同時爆破テロ以降、ロンドンでは公共交通機関を避ける人が増え、自転車販売台数が前年比20%増と大幅増。シンクレア氏は「Aバイクで通勤すれば便利で安全」と“通勤革命”に自信を見せる。日本でも来年1月をめどに発売する予定だ。
Aバイクは、グラスファイバーの強化などで軽量化に成功した。名前はアルファベットの「A」に似た形から。体重85キロの人まで乗れるが、縦67センチ、横30センチ、奥行き16センチのサイズに折りたため、車や電車で運べるほか、飛行機の手荷物にもできる。価格は1台200ポンド(約4万円)。同氏が主催するシンクレア研究所は、初年度で2万5000台を販売する計画だ。
シンクレア氏は「込み合う地下鉄や車に簡単に持ち込める」と、遠距離通勤の多い日本でもメリットがあることを強調。ただ、最高時速は24キロで「通勤用には改良が必要」との指摘もある。