ポーラ化粧品本舗(東京都品川区、鈴木郷史社長)は、アルギン酸誘導体を乳化剤に使ったエマルジョン(乳液)を開発した。乳液中の油滴の安定性と塗布時の油滴の速やかな崩壊による高い浸透性を両立した。10月に大阪で開かれる世界化粧品技術者会で発表し、今秋に発売する新製品に活用する予定。
開発した乳液はアルギン酸の構造を変えた誘導体のアルギン酸プロピレングリコールで、油滴の周囲に膜を形成。この膜は塗布時にすぐ崩壊するため、肌への浸透性が高いが乳液としての安定性は低い。このため油滴をアルギン酸で架橋して凝集を防ぐことで、周囲の膜を厚くせずに乳液としての安定性を高めた。