カザフとエネルギー資源協力、共同声明発表

小泉純一郎首相は28日、中央アジア歴訪の最初の訪問国であるカザフスタンに到着し、同日夕(日本時間同日夜)、ナザルバエフ大統領とアスタナ市内の大統領宮殿で会談した。両首脳は世界第2位の埋蔵量を誇るカザフのウラン鉱山開発や原子力発電所導入などエネルギー資源分野での協力を柱とした「友好、パートナーシップと協力の一層の発展に関する共同声明」に署名、広範な分野で両国関係を強化することで合意した。
 日本の現職首相の中央アジア訪問は初めて。首相は、豊富なエネルギー資源を抱え、ロシア、中国、中東と接する要衝である中央アジアに、日本が積極的に関与していく姿勢をアピールした。
 会談で両首脳は「原子力の平和的利用の分野での協力促進に関する覚書」にも署名。両国間の「原子力協力に関する協定」の締結に向けて交渉を開始することで一致した。また、北朝鮮問題で、ミサイル発射の凍結や核開発の放棄、6カ国協議への早期無条件復帰、日本人拉致事件の早急な解決に向けて連携を強めることで一致した。
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 【共同声明要旨】
 一、双方は定期的な政治対話を継続し、両国の議員交流を強化。
 一、双方は、カザフの石油、ウラン、その他の天然資源の探鉱、開発、加工分野での日本企業の積極的関与を歓迎。エネルギー資源分野での両国の協力は戦略的展望を有し、これをさらに発展する。カザフでのウラン探鉱、開発、加工における協力を強化する。
 一、カザフにとって人材育成を中心とした政府開発援助(ODA)による協力継続が重要。
 一、日本は中央アジア地域から今後3年間で2000人程度の研修生・留学生を受け入れる。
 一、日本は「行動計画」に盛り込まれたテロ、麻薬対策、環境保護、防災、貿易・投資の諸分野における地域内協力にかかるカザフ側の具体的提案を検討する。

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