ペルーのヤナコチャ金鉱の運営会社は28日、地元住民などの抗議活動により操業を停止した、と発表した。
ヤナコチャは、米ニューモント・マイニングが権益を持つ中南米最大の金鉱。昨年の生産量は330万オンス。8月にはいって地元の農民が職を求めて鉱山労働者を一時人質にとる事態が発生して以来、抗議活動が活発化している。
ニューモントの中南米担当幹部は「ヤナコチャのすべての操業がまひしている。全面停止だ」と述べた。
同幹部は、操業停止によるコストが、1日当たり200万ドルに上る可能性がある、と述べた。
ヤナコチャは25日、抗議グループの脅迫を受け、1億7300万ドル規模のカラチュゴ・プロジェクト向けの採掘を停止すると発表した。地元住民は、同プロジェクトが水を汚染し、農地に悪影響を与えると主張しているが、ヤナコチャは否定している。
ペルー政府は、29日に地元住民との交渉を再開する方針を示しているが、ニューモントの中南米担当幹部は、農民が封鎖を解くまで交渉は行われない可能性がある、と述べた。
抗議グループの代表は、29日に交渉が進展すれば、封鎖を解除する可能性を示した。