太陽石油、LPG中の硫黄化合物を100%除去する脱硫触媒を開発
太陽石油(東京都千代田区、岡豊社長)と愛媛大学などで構成する研究グループは、液化石油ガス(LPG)に含まれる硫黄化合物を100%除去する脱硫触媒を開発した。これまでの脱硫触媒で除去できなかった硫化カルボニル(COS)を除去することができる。これによってLPGを燃料にする家庭用燃料電池(FC)システムの実用化を一歩進めた。
開発したのは太陽石油のほか、萩尾高圧容器(愛媛県新居浜市)、渦潮電機(同今治市)の3社。愛媛大学の山口力元教授が触媒理論や実験方法などで協力した。資金面については05―06年度地域新生コンソーシアムの研究開発事業で計5000万円の助成を受けた。
脱硫触媒は萩尾高圧容器が05年11月、真空状態でプラズマを発生させ、イオンをニッケル板にあて、ふき飛んだニッケルを酸化アルミニウムに堆積させる「スパッタリング法」で開発した。