インターネットを通じて本物の各種証明書がコンビニエンスストアにあるコピー機で発行される-。セブンーイレブン・ジャパンは30日、情報通信研究機構(NICT)の委託研究として、東京電力子会社のテプコシステムズ、三菱電機と共同で、このような実験を行った。
実験には中央大学が協力。デモンストレーションでは、中央大学の学生が、在学証明書をセブンーイレブン麹町駅前店のコピー機で発行した。山口俊郎セブンーイレブン・ジャパン社長は、「実用化は関係各方面との協議が必要なので、まだまだ先になる。なるべく早く実用化してほしい」と期待する。
証明書を発行するには、(1)携帯電話で大学の証明書発行サイトにログインして、証明書発行を申請(2)携帯電話で証明書を受け取りたいセブンーイレブンの店舗を選択(3)証明書のデータがセブンーイレブンのプリントサーバーに送信(4)同時に印刷物を特定するプリントIDが発行され、携帯電話のICチップに蓄積(5)選択した店舗でマルチコピー機のプリントサービスを利用(6)携帯電話をマルチコピー機のICカード読み取り機に載せてプリントIDを提示(7)ブンーイレブンのプリントサーバー内の印刷データと照合(8)証明書がマルチコピー機から発行-とい手順を踏む。
利用者IDの登録をしなくても、中央大学のユーザーIDに基づいて本人認証が店頭で行われる。電子証明書などを発行する際の本人認証を異なる場所で行うには、これまでは専用線を利用するしかなかった。
大学の証明書類のほかに、アルバイトやパートで複数の会社で働いている人の源泉徴収票などの発行などの利用法も実験していく。