ローソンは30日、さまざまな種類の電子決済に対応できる読み取り端末を導入すると発表した。共通端末を導入するのはローソンが初めて。11月下旬から端末の設置を順次進め、来年3月末までに全店に拡大する。
今年12月初旬にNTTドコモの携帯電話によるクレジット決済サービス「iD(アイディー)」に対応し、来年3月にJR東日本の「Suica(スイカ)」とビットワレットの「Edy(エディ)」の2種類の電子マネーも使えるようにする。
将来はJCBの「クイックペイ」やUFJニコスの「スマートプラス」などにも対応したい考えで、協議を進めている。
1台で複数の電子決済サービスに対応可能なマルチ端末はNECが開発した。流通各社では、非接触ICの入った携帯電話やカードを使った電子決済の普及に伴い、決済サービスを提供している各社と提携。店頭に端末を設置して、各社のサービスに対応している。
ただ、これまでは1つのサービスに1台の読み取り端末が必要で、複数のサービスを取り扱う店舗では、店頭に何台もの端末が並べなければならない。複数の端末をコンビニの狭いレジカウンターに置くのは困難なため、共通端末の開発が課題となっていた。
東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた加盟店向けセミナー会場で同日会見した新浪剛史ローソン社長は、「お客さまが便利になるし、コンビニ経営にとっても治安の面から現金決済を減らせるメリットがある」と、電子決済の利用を拡大させる必要性を訴えた。
マルチ決済端末の設置により、初年度は顧客の15%が電子決済サービスを利用すると予想している。