中小公庫8月末時点 ベンチャー向け融資2000社突破 知財権活用は210社
中小企業金融公庫のベンチャー企業向け融資「新事業育成資金」の利用社数が8月末に2000を突破したことが25日、分かった。このうち知的財産権を活用した新規事業への取り組みを支援する融資も200社を超えた。
ベンチャー融資は、高い成長性が見込まれる新規事業に取り組む中小企業を支援するため、2000年2月に創設。創業間もないベンチャーから、新事業などへの取り組みで第2創業を目指す中小企業まで幅広く支援することで、融資先は今年8月末で2008社、963億円に達した。
融資先は創設以来、増加傾向にあり、04年度が440社、205億円と前年度に比べそれぞれ26%、35%増加。05年度は538社(前年度比22%増)、225億円(10%増)と過去最高を記録。06年度に入っても順調に実績を積み上げ、4~8月で156社(前年同期比36%増)、77億円(54%増)と05年度を上回るペースで推移している。
ベンチャー融資の適用条件を拡充したことも増加傾向に拍車をかけた。05年4月から「他の企業で活用されていない知的財産権を活用した新規事業を支援する制度」の取り扱いを開始。この知財活用支援融資を利用した中小企業が初年度の05年度には148社、63億円に達し、06年度4~8月は62社(3・1倍)、33億円(3・6倍)となり、8月末までの累計で210社と200社を突破、融資金額も96億円となった。