セブン銀行が来年 ATM受託運用・管理に進出 インフラ活用し収益源に

コンビニエンスストアのセブン-イレブンでATM(現金自動預払機)事業を展開するセブン銀行は7日までに、2007年からATMの運用・管理業務を受託する新規事業に進出することを明らかにした。第1弾として、ノンバンク1社と受託契約を結んだ。全国に約1万1600台(6月末)設置したATMの運用・管理ネットワークを有効活用し、収益源の一つに育成する。今後も他の金融機関に利用を働きかける方針だ。

 請け負うのは、資金予測・現金補充計画など運用支援や、障害予防・復旧支援など保守管理、24時間の状態監視代行などのATM運用・管理にかかわる一括サービス。

 セブン銀のATMはNEC製で、運用・管理業務をNECフィールディングと綜合警備保障に委託している。セブン銀はこのネットワークを利用し、運用・管理のアウトソーシングビジネスに乗り出す。

 ATMは、購入費だけでなく、運用・管理費などを含めるとコスト負担は多大で、金融機関の悩みの種になっている。セブン銀は自社ATMの運用・管理ネットワークのスケールメリットを生かすことで、他社ATMのコストを大幅に抑えることができるとしている。

 受託したATMはセブン銀のATM同様、セブン銀が提携した500を超える金融機関との取引が可能になる。このため、利便性が大幅にアップし、集客効果も見込めるとしている。

 現在、セブン銀の収入源はATMの手数料収入だけ。有人店舗による金融商品販売を試行するなど、新規事業の育成にも乗り出している。