BAE、エアバス株を19億ポンドで売却へ

欧州航空機最大手エアバスの親会社である英防衛宇宙産業大手BAEシステムズは週内にも共同親会社の欧州航空防衛最大手EADSにエアバスの全保有株(20%)を19億ポンド(約4200億円)で売却する決定を下す見通しだ。売却に伴いBAEは防衛産業専門メーカーとなる。

 英紙オブザーバーが金融筋の話として報じたところによると、BAEは近く役員会を開き、エアバス株売却とともに英国内のエアバスの工場の従業員1万2000人の雇用の保証を決める。

 エアバスは、6月に世界最大の旅客機A380の生産が停滞し、航空会社への引き渡しが遅れると発表し、EADSの株価が大暴落。EADSの独仏の共同最高経営責任者(CEO)が事前にEADS株を売り抜けていたインサイダー取引の責任を取って辞任する騒ぎにも発展した。

 BAEの保有する20%のエアバス株の評価額も当初の約3億ポンドから2億ドル以下に減少したとみられている。BAEは大手会計事務所KPMGに株価の評価額が減少した要因分析を依頼しており、エアバス株売却後もEADSに対する損害賠償訴訟の可能性を排除しないとしている。

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