<フォード>CEOにボーイング副社長を招く

経営不振の米自動車大手フォード・モーターは5日、会長兼最高経営責任者(CEO)のビル・フォード氏(49)が同日付でCEOを退任し、米航空機大手ボーイング上級副社長のアラン・ムラリー氏(61)が社長兼CEOに就任したと発表した。フォード氏は会長にとどまる。ボーイングの業績立て直しに手腕を発揮したムラリー氏を起用し、フォードの再建を急ぐ考え。米自動車業界で業界以外から首脳を迎え入れるのは異例。
 ムラリー氏はボーイング商業機部門の責任者で、01年の同時多発テロ後に不振に陥ったボーイングの再建を主導した。フォード会長は、ムラリー氏の起用について「フォードの再建には、同様の試練を乗り越えた経営幹部の手腕が必要だ」と説明した。
 フォード会長は創業者のひ孫。99年に会長に就任し、01年にCEOを兼務したが、ガソリン高などで日本車にシェアを奪われ、業績低迷が続いている。

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