KRI、阪大と共同で低コストで塗布型の水素分離膜作製法を開発
KRI(京都市下京区、中芝明雄社長)は、大阪大学大学院基礎工学研究科の西山憲和助教授と共同で、塗布型の水素分離膜作製法を開発した。安価なゼオライトを材料に使い、燃料電池用ガス改質装置などに用いられる高性能水素分離膜の作製を大幅に低コスト化できる。材料、デバイスメーカーとマルチクライアントプロジェクトを12月に立ち上げ、3年後の実用化を目指す。
ゼオライト粉末を溶解して得られるアモルファス(非晶質)のアルミノシリケート骨格が水素より大きい分子を透過しないことに着目して開発した。溶解物をガラス基板上に10マイクロメートルの厚さで簡単に均一に製膜できる。
ゼオライト結晶は8員環、6員環、4員環を持っており、通常は最も大きい8員環(直径0・41ナノ―1ナノメートル、ナノは10億分の1)が分子ふるいとして使用されている。