本多電子、富士チタンと超音波洗浄機向け無鉛圧電材料を開発

本多電子(愛知県豊橋市、本多洋介社長)は、強力超音波洗浄機用では世界初となる無鉛超音波振動子材料(圧電セラミックス)を富士チタン工業と共同で開発した。従来品の4倍の振動速度でも発熱が少なく、エネルギー効率が高い。今後、超音波洗浄機用振動子として28キロ、40キロヘルツの2タイプを商品化するほか、自社の超音波洗浄機にも採用する。

 新開発の材料はチタン酸ビスマスナトリウム(BNT)を主成分とし、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を持つ。エネルギー変換効率を示す電気機械結合係数(Kt)が40%以上と高い。

 圧電性能を維持できる限界温度(キュリー温度)は250度C以上で、強度も高い。圧電セラミックス材として汎用される鉛系のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)と同等の基本性能を持ち、実用に耐えると判断した。

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