日本損害保険協会長に1日就任した業界最大手、東京海上日動火災保険の石原邦夫社長は記者会見し、一連の不祥事による消費者の損保不信を払拭(ふっしょく)するため、外部有識者を交えた「『消費者の声』諮問会議」を同日付で新設したと発表した。協会運営に消費者の声を反映させる狙い。
諮問会議は協会長ら8人で構成。このうち5人が消費者代表や学識経験者などの外部有識者で、消費者からの苦情や意見を参考にしながら、協会の最高意思決定機関である理事会に提言を行う。
石原社長は不払い問題について「業界を代表して深くおわびする」と陳謝し、「消費者の声を聞く努力が不足していた」と述べた。そのうえで、加盟社に法令順守を促す常設委員会の設置など、「親ぼく団体」との批判が強い協会の改革に乗り出す考えを示した。
石原社長は会見に先立ち、協会非加盟の外資系損保についても「協会の方針を定期的に説明し、必要な対応を求めていく」と述べ、業界全体で再発防止に取り組む姿勢を示した。