タジリ プラ・金属を比重分別 廃棄量・処理コスト削減

再資源化総合プラントメーカーのタジリ(埼玉県深谷市)は、プラスチック類と金属類の比重差を利用して破砕廃棄物を分別する比重選別機を開発した。水槽に破砕廃棄物を投入して分別するため、化学薬品を使わずにすみ、環境保全に適している。

 同社は、同機を用いることで埋め立て処理していた混合廃棄物の量を約30%、処理コストを約25%削減できる、としている。同社の田尻幸雄社長は「廃プラスチックの輸出価格の上昇が続いており、比重選別機の需要は十分にある」と期待をかけている。

 この比重選別機は、混合廃棄物を入れる撹拌(かくはん)機、気泡管を備えた水槽、浮上物搬送コンベヤー、沈殿物搬送コンベヤー、ブロアーで構成。攪拌機で水槽内に水流を起こし、気泡を廃棄物に付着させて比重を下げることで選別する加圧浮上式を採用している。

 これにより、比重が1未満のフェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリエチレン類と、比重1以上のポリ塩化ビニール、ゴム類、金属類などを効率的に選別。選別後の水槽内の汚水からは振動スクリーンを用いて、有価物を回収する。水は完全閉鎖システムで循環させるため、特別な排水処理施設も不要だ。選別能力は1時間当たり約3~8トン。

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