アジア開銀、06年アジア経済成長見通し引き上げも金利リスクを警告

アジア開発銀行(ADB)は6日、中国とインドの力強い経済成長を受け、2006年のアジア地域の経済成長率見通しを引き上げた。ただ、欧米の金利政策が誤っている可能性があり、そのために同地域がリスクを抱えていると警告した。
 ADBは、06年の日本を除くアジアの経済成長率見通しを7.7%に引き上げた。4月時点では7.2%、05年時点では7.6%と予想していた。
 07年は7.1%と、従来予想の7%から若干引き上げたが、06年予想は下回っている。米国と欧州連合(EU)からの需要が弱まる一方で、原油高が続くとの見方が背景。
 ADBチーフエコノミストのイフサル・アリ氏は、アジア諸国にとって最大のリスクは、欧米の金利決定が時宜を失している恐れがあることで、その場合アジアの製品に対する欧米の需要が打撃を受けると指摘した。
 アリ氏は「経済成長は減速しており、政策ミスのリスクが非常に高くなっている」とした上で「誤った判断を下せば、経済成長の急速な冷え込みをもたらすか、インフレ圧力の急上昇を招く恐れがある」と警告した。

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