住友信託銀、中国人留学生の採用増やす

企業年金事業など現地展開を強化

 住友信託銀行が中国人留学生の採用を増やしている。2007年4月は6人の採用を予定し、06年4月実績(1人)から大幅に増やす計画だ。中国で伸びている企業年金事業を中心に現地での展開を強化しており、留学生の採用を増やすことで戦力を拡充する構えだ。

 住友信託銀は、04年9月に年金コンサルティング子会社を北京市に設立。さらに、昨年5月に国内の信託銀行で初めて上海に支店を開設した。企業の年金制度設計や、同国に進出した日系企業向け融資を中心に事業を展開している。

 とくに、中国では04年に企業年金法が成立。それまでは公的年金制度しかなかったが、各企業が任意で年金を積み立てて給付する企業年金市場が拡大している。このため、住友信託銀は国内でのノウハウを生かし、現地や日系企業向けに年金の制度設計や人事コンサルタント、加入者のデータ管理といった企業年金事業に力を入れている。

 現地での事業展開を拡大するため、05年4月には3人、06年4月は1人の中国人留学生を採用した。さらに来年も、中国人留学生の採用を増やす予定だ。

 同行では、今年4月に中国のほかハンガリーやロシア国籍の留学生も採用。今後も、中国を含む外国人留学生の採用を積極化することで、海外戦略の強化につなげる方針だ。

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