柳河精機、内外で鍛造製ディファレンシャルを増産

柳河精機(東京都府中市、河口暎雄社長)は、内外で独自の鍛造製ディファレンシャル(デフ)モジュールを増産する。07年7月をめどに米国子会社のYKS(オハイオ州)にラインを新設し、鍛造製デフを初めて海外生産する。国内では06年7月に立ち上げた亀山工場(三重県亀山市)のラインで、近く本格生産に入る。増産に伴う設備投資は計19億円。07年度に現在の年産約29万台を60万台強に引き上げる計画。

 デフはエンジンの動力を駆動輪に伝えるとともに、カーブなどで発生する左右輪の回転差に対応するギア機構。鋳造品が主流の中、同社は02年に鍛造化に成功した。鍛造品は肉厚を薄くでき、鋳造品に比べて20%以上軽量化。さらに、内部を密封でき保持油を使うことで潤滑性を高めた。また、小型ギアを4枚使った4ピニオンデフで軽量、低コスト、高剛性を実現している。