富士フイルム ヘルスケアに参入 感光材技術で美しく 肌と体に抗酸化作用

富士写真フイルムは12日、化粧品や機能性食品などのヘルスケア事業に参入すると発表した。写真感光材料の研究開発で培った、悪玉酸素である活性酸素の制御などの技術を有効活用したスキンケア商品3種と機能性食品9種を28日に発売する。

 同社は、4月に策定した中期経営計画で医療・生命科学分野を重点分野と位置づけ事業拡大を図る方針を示しており、ヘルスケア事業で今年度10億円、2008年度に100億円の売り上げを目指す。

 スキンケア商品「エフ スクエア アイ」ではローションや洗顔料、保湿液を発売する。アミノ酸15種類を配合したローションには、フィルム上の任意の層に素材を反応させる技術を応用し、肌への「浸透性はきわめて高い」(戸田雄三取締役)という。価格は3800~8400円。

 一方、機能性食品「エフ キューブ アイ」ではドリンクとサプリメント(錠剤)を発売する。ドリンクは、独自技術でビタミンEの約1000倍の抗酸化力をもつアスタキサンチンを溶かして吸収力を高めた。価格はドリンクが350円、サプリメントは30日分が3800円、15日分が2000円。

 当初は8月に設立した販売子会社で、インターネットと電話による通信販売のみだが、小売店での展開も検討していく。

 古森重隆社長は「(従来のヘルスケア製品は)素材中心主義が一般的で、素材の有効性を最大限に引き出す努力は必ずしも十分ではない。科学的に証明を出して、健康状況に応じたものを届けることができる」と、ヘルスケア事業に自信を示した。

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