東都化成(東京都中央区、安永博社長)は、リン系積層配線基板用エポキシ樹脂の生産能力を再増強する具体的な検討に入った。年産能力を6000トンに倍増し、本格稼働に入ったばかりだが、受注急増で稼働率が8割のレベルにまで達しており、供給不足の懸念が出てきたため。同1万トンに引き上げる計画で、実施時期を詰めている。早ければ07年1―2月までに需要動向を見極めた上で、早期の増強に踏み切る可能性もある。
基板用のエポキシ樹脂は一般的に耐熱性を高めるために臭素を加えている。これに対し、東都化成製の同樹脂はリンを骨格に持つ構造にすることにより優れた耐熱性や電気特性、接着性を持つ。