シミック、治験薬の製造受託に進出-来春めどに液・錠剤生産

シミックは新薬メーカーが臨床試験で用いる治験薬の製造受託に進出する。エスエス製薬から今月買収したシミック・エスエス・CMO(富山県射水市)の設備を使い、外用剤だけでなく液剤や錠剤の生産を請け負う。治験薬は多品種を少量ずつ生産しなければならないため新薬メーカーには重荷となっている。シミックはこれを積極的に受託することで承認後の量産受注を有利にする。結果として医薬品開発受託機関(CRO)に続く柱に育成中の医薬品製造受託機関(CMO)事業の拡大に役立てる。

 治験薬は現在、新薬メーカーが内製するケースがほとんど。ただ、開発中の薬剤に応じて専用設備やラインが必要な半面、品目ごとの生産量は限られて投資効率が悪い。経営資源を新規化合物の創製と臨床に集中させたい新薬メーカーにとっては、治験薬の製造も外注対象になると判断した。

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