米、タイとのFTA交渉を凍結 暫定政権に民政回復促す

タクシン政権を崩壊させたタイのクーデターについて、スノー米大統領報道官は20日、協議中だった両国間の自由貿易協定(FTA)交渉を民政回復まで凍結する方針を明らかにした。米側では、民政の早期回復に向けてくぎをさすことで、「民主改革評議会」による権力掌握を事実上承認した格好だ。

 スノー報道官は、「クーデターには失望している」と述べ、2週間以内の新首相選出など民政回復に関する同評議会の公約の早期実現に期待を表明。タクシン政権と2年あまり協議を続けてきたFTA交渉の再開が、民政回復の確認後になることを確認した。

 米タイ関係の実質的な支柱は、東南アジア最大の定期軍事演習「コブラゴールド」など年間約40回の軍事交流だが、米側では軍事関係への波及には触れていない。

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