栗本化成工業(大阪市西区、幡中圓治社長)は、静電気の発生を抑える光学フィルム用巻き取り芯を開発した。ほこりの付着を防ぎ、フィルムの品質を保つ。わずかなほこりが歩留まりを左右するため高精度のクリーン環境が求められている液晶フィルムメーカー向けに売り込む。
開発した巻き取り芯は、炭素繊維を骨材とする不飽和ポリエステル製の繊維強化プラスチック(FRP)。導電性の炭素繊維を使うことで静電気の発生を抑え、ほこりの付着を防止する。
従来品の骨材に使用しているガラス繊維は導電性がないため、静電気が発生しやすかった。
芯の表面は高低差100マイクロメートル以内の精度で平らに加工し、巻き取ったフィルムにしわをつくらない。高速で巻いてもたわまない強度を持っており、フィルムを傷めない。