WSJ-アイカーン氏、フェデレーテッド株を買い増しへ

著名投資家のカール・アイカーン氏が、米百貨店大手のフェデレーテッド・デパートメント・ストアーズ(NYSE:FD)に目を向け、同社の持ち株を最大で5億ドル相当増やすことを計画している。

27日のフェデレーテッドの発表によると、アイカーン氏は、同社の持ち株を1億1340万-5億ドル分追加購入することについて、ハート・スコット・ロディノ反トラスト強化法に基づく承認を申請する計画。

この発表を材料に、27日の米株式市場でフェデレーテッド株が買われ、前日比の上昇率は5%を上回る場面もあった。通常取引終値は77セント(1.85%)高の42.42ドル。その後の時間外取引では、42.66ドルで取引されている。

アイカーン氏の真意はまだ不明だ。アイカーン氏はここ数年、株主価値を向上させる手段として、経営陣の刷新や事業再編を企業に迫っており、タイム・ワーナー(NYSE:TWX)やブロックバスター(NYSE:BBI)などの保有株を拡大させている。

フェデレーテッドのテリー・ランドグレン会長兼最高経営責任者(CEO)は、リリースのなかで、「アイカーン氏が当社に価値を認め、投資を拡大しようとしていることは喜ばしいことだ」と述べた。また、「当社の株価はここ3週間で4回、過去最高値を付けているが、メイシーズとブルーミングデールズのブランドを全国で最大限に生かす大きな好機が、この先にあるとわれわれは引き続きみている」と述べた。

フェデレーテッドは6月、アイカーン氏が同社株を約200万株保有していることを明らかにしている。アイカーン氏が27日に取引された43.50ドル付近でフェデレーテッド株を5億ドル分購入すれば、同氏の持ち株は一気に6倍強の1350万株に拡大する。この試算に従うと、同氏はフェデレーテッド株の2.4%を保有することになる。

フェデレーテッドは最近、メイ・デパートメント・ストアーズの買収に伴う1年間にわたる統合作業を完了した。フェデレーテッドは大半のメイ店舗の名称を「メイシーズ」のブランドに変更し、百貨店スタイルの「再改革」を行っている。中間層を顧客対象とする百貨店は、ディスカウント店や専門アパレル店、高級小売店などに客を奪われ、ここ数年、不振が続いている。

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