三保造船、新潟原動機と船舶用推進装置を共同開発-15%省エネ実現
三保造船所(静岡市清水区、木嶋武郎社長)は、従来に比べて最大15%の省エネルギーが期待できる船舶用推進装置「ハイブリッド型推進装置」を新潟原動機(東京都中央区)と共同で開発した。同装置搭載の第1号となる海外巻き網漁船「日本丸」を29日に納入する。ディーゼル駆動の主プロペラの後方に、逆回転する舵(かじ)一体型の電動副プロペラを配置した。主プロペラにより生じる渦を副プロペラが打ち消して推進抵抗を抑え、推進効率を改善する。また、主、副各プロペラは独立しており、状況で両プロペラを使い分け、最適な運航ができる。
副プロペラは左右に各90度旋回でき、多用な船舶の動きが可能。副プロペラのみの航走は騒音が小さく、海洋調査にも役立つ。
日本丸は全長約76メートルで1817トン。定員23人で、主副両プロペラを同時運転して最大速力は17・8ノット。