大阪府が、医薬品最大手の武田薬品工業の研究所を府内に誘致するため、総額200億円超の支援策を同社に提示したことが分かった。ライバルの神奈川県は80億円を補助する考えだが、府はこれに対抗するため自治体では過去最大級の支援を打ち出した。両府県の誘致合戦がヒートアップしてきた。
武田は700~800億円を投じて、大阪府茨木市にあるバイオ研究拠点「彩都(さいと)」か、閉鎖した同社の湘南工場跡地(神奈川県藤沢市)に新たな研究所の設立を検討中。
大阪府は武田の投資額の2割(140億~160億円)を補助するのをはじめ、緑地整備費などを肩代わりする案を示した。このほか、茨木市が検討中の固定資産税の半額補助などが実現すれば、武田への支援額は250億円規模に達する見込みだ。