第一三共が07年4月に予定する医療用医薬事業の完全統合に向けて進めているリストラが胸突き八丁に差し掛かった。残り期間が半年となり、募集人員を前もって定めない希望退職の実施を決めたほか、傘下の三共の非医薬子会社が営む食品添加物・医薬原料事業を三菱化学グループに、農薬・アメニケア(シロアリ)事業を三井化学にそれぞれ来年3月末に譲渡する契約を結んだ。
第一三共は9月11日にも傘下の第一製薬の非医薬子会社2社の売却を公表しており、2社は2日に第一三共グループから切り離される。
今後の焦点は、国内医療用医薬事業で8900人体制を目指すとしている人員削減計画(現在は1万400人)に、希望退職を通じてどこまで踏み込めるかということ。
さらに同事業統合後の中期的な経営計画をどの程度具体的に示せるかに移る。