田辺製薬は製品評価技術基盤機構(NITE)と共同で、ベトナムの微生物を探索、収集、分離する事業を10月に始める。NITEがベトナム政府との間で構築した微生物資源の保全と利用に関する枠組みを活用し、新たな医薬品開発の基となる微生物を探索する。収集、分離した微生物は田辺薬が創薬研究に用いる。
NITEと田辺薬の研究員が10、11の両月にベトナムに渡り、南部地方を中心に微生物の収集を行う。ベトナム国家大学ハノイ校の施設で収集した試料から微生物を分離し、日本に移転する。
微生物は田辺薬が新薬の探索源として用いる。特許登録や商品化ができた場合は、生物多様性条約に基づき収益の一部をベトナムに還元する。
同事業は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ゲノム情報に基づいた未知微生物遺伝資源ライブラリーの構築」プロジェクトの一環として実施する。