東大と産学提携、モバイルミュージアムプロジェクト始動 興和不動産

興和不動産はこのほど、東京大学総合研究博物館と産学提携し、「モバイルミュージアム」プロジェクトをスタートする。来年1月から、同社が05年に完工した最先端のオフィスビル・赤坂インターシティ(東京・港区)の1階ロビーに、東大が所蔵する学術文化財を展示する。企業のオフィスに、絵画や彫刻といった美術品以外で学術標本が配置されるという試みは、日本でも例がないという。

 「モバイルミュージアム」は、次世代型ミュージアムのひとつのあり方を示す造語。展示するコンテンツを板ガラスで覆い、パッケージ化し、住宅や企業などに中・長期的に貸し出すという試みだ。

 展示化されるのは、動物骨格や鉱物、考古学の遺物など、いずれも高い史料価値を有する学術文化財。赤坂インターシティでの展示期間は3年の予定で、半年ごとに展示品を入れ替える予定だ。

 同社では「貴重な学術標本をオフィス空間に配置することにより、より知的で文化的な都市空間・住空間を生み出していきたい」と話している。

 また、東京大総合研究博物館は「既存の大型博物館とは異なり、分散・携帯型とすることで、貴重な文化的資本を流動化し、今後も社会に広く還元していく」と抱負を述べた。

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